三陸鉄道の車窓から

 京都から新幹線と在来線に揺られ宮古に来てから今日で3日目になります!
昨日・今日は「被災地障がい者センター みやこ」はお休みでしたが、矢吹・黒田・下林の3人はセンターからスロープをお借りして三陸鉄道北リアス線に乗ってきました。
宮古駅1145分に出発し、現在の終点である小本駅までは片道30分、その後折り返して約1時間の列車旅…さて冒頭で「スロープをお借りして」と書きましたが、なぜかというと、宮古の駅にはスロープが無く、車両の出入り口内側に一段の段差があったため「スロープ持込み」で列車に乗ることができました。宮古に来る前は「実際に車いすで列車に乗れるのだろうか」という思いもあったので、乗れたときは、感激して「じぇじぇ、僕は今、宮古に来て三陸鉄道に乗っている!!」と心の中で叫んでいました。
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宮古から小本までの道のりはというと目に溢れるほどの緑に囲まれていて、緑(色)が好きな私(下林)としては、列車が走っている間、「至福のひと時」を過ごしていました。しかしながら、時折車窓から見える空地や駐車場、瓦礫の集積場を目にすると現在も残る震災の爪痕を実感すると共に2年前の震災直後、目の当たりにした光景を思い出していました。私はこの2年間「東北はどのようになっているだろうか、またいつか自分の目で見なくては…」と思い続けていたので、今回、宮古を訪れることができ、とても感慨深いです。今日見た溢れんばかりの緑と震災の爪痕の残る光景…この印象的なコントラストを私は忘れないでしょう。

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「今回、宮古で見聞きした事、体験した事を少しでも多くの人に伝えなくては!そして一人でも多くの人に現地に来てほしい」と三陸鉄道ツアー実現に向けての思いがより一層強くなった1日でした。
                       (下林)