大阪・JR桜島駅のホーム柵を見てきました

大阪のJRゆめ咲線桜島駅」の昇降式ホーム柵が話題になっています。
日頃、地下鉄烏丸線をはじめ、全ての駅にホーム柵を設置するための活動を行っているメンバーが現地に見学に行ってきました。
12月4日から試験運用が開始され、来年三月まで行われます。

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五本のステンレス製のロープが電車の到着時に上に昇って行きます。

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JRの車輛は、特急や新会則、普通電車等多くの種類があり、ドアの位置が一定でないため、車輛のドアにあわせた柵を作るのが難しいとされてきました。
今回のホーム柵は、ロープを支える柱の間隔に余裕を持たせ、複数の車輛に対応できるようにしています。
写真のように、間隔が広いところと狭いところがあります。

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電車のドアが閉まると、ロープが下がってきます。

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警告音声を無視して何度もロープに触りましたが、あまり強度が無く、不安定に感じました。
ロープを太くして本数も増やした方が安定するのではないかと思います。
それもコストとの関係ですかね。

一通り見たあとで、駅員さんに話を聞くことが出来ました。
それによると、トラブルは運行開始以来ほぼ毎日起きていて、その度に出て行かなければ行けないので大変。配置されている駅員は一人だけで、今は設置業者や警備員など10数名がいるのでなんとかなっているが、いなくなればとても厳しい。
という感じでした。
不具合が多く、とてもこのままでは他に広げられないようです。

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私たちもこの仕様のホーム柵が広がって行くことには疑問があります。
コストとの兼ね合いもあるのでしょうが、あくまでも安全が第一であるべきです。
今後とも新しいホーム柵の動きに注目してきたいです。