福島県田村市の皆さん、お世話になりました

こんにちは。
40周年記念アンケート&東北現地視察、昨日の田村市での様子をお伝えします。

2/8(土)朝に郡山市を出発し、10:30頃に田村市の自立生活センターの「まちづくり会」を訪問させていただきました。

昨日は当事者の方5名ほどで迎えて下さり、いろいろお話を聞かせていただきました。

スタッフみなさんも親切にしてくださり、みなさんの仲も良く、明るい方々ばかりでしたが、震災当時のお話では、当時の仲間のご様子を思い出されたりして、思わず涙ぐまれる場面もあられました。

その後はJCILのアンケートに答えていただき、
お昼からはドライバーの方の案内で、双葉町浪江町など帰宅困難区域に指定されているまちを案内してくださりました。

出発前に、代表の渡辺さんから「放射能の強いところだから」とマスク二枚をいただきました。


車から降りることなく、車からの景色だけでしたが、
町には誰も住んでおらず、いたのは警察の方だけでした。

除染作業はまだあちこちでされてましたが、
除染しても、安全とされるレベルまでには下がらず、そのような場所はもう無理だといって、諦められて、そのまま放置されるそうです。

同行して下さったまちづくりの会の当事者スタッフの方もはじめて帰宅困難区域に指定されているまちの様子を見られたらしく、

「私たち障害者は震災当日は家から出られず、被害にあったまちの様子を見ることができなかった。そのことが本当に悔しかった。
なので今回、帰宅困難区域のまちの様子を見ることができて本当に良かった」と言われてました。


話せば話すほど、皆さんからいろんな思いが溢れてきて、本当に原発放射能の被害は現地の住民が犠牲になり、許されないことだと思いました。


さて、まちの様子を見て、本来ならば夕食をとり、夜には京都にむかって出発しようと思っていたのですが、
こちらでも大雪に見舞われて、田村市の人たちも早く帰らなきゃいけないし、
もちろん私たちも到底高速を使って京都に帰れる状況ではなかったので、

当事者スタッフ2名の方のお家に一泊させていただくことになりました。


JCIL女性陣の近藤さんと辻本は、当事者スタッフの遠藤さんのお家に泊めていただきました。

遠藤さんの暖かいおもてなしを受け、一晩泊めさせていただき、翌朝別れを惜しみながら、
車で京都に向かうことになりました。


遠藤さんも「田村市と京都に縁ができて良かった」とおっしゃって下さり、今後とも交流を持ち続けていきたいなと思いました。

なにより一晩の宿の借りは大きいので、また恩を返さなければ!と心に誓って帰路についています。
これから気をつけて、京都に帰りたいと思います。

また、田村市での様子については、京都に帰ってから詳しく報告していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
辻本

※ 写真は雪道の中、歩いている松井さんと栄井君です。

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