ラスト・リゾート訪問

次は、ラスト・リゾートという、重い自閉の人を一時的、集中的に受け入れるホームです。いわばトランジッションのホームです。
もっとも重い方、状態の悪くなった方を一時的に受け入れ、次のホームへつなぐ役割をしています。

閑静で素敵な住宅街の、普通の家です。

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中身は、そのとき入る方々に応じてつくりなおされてるようです。
庭の窓には、なんと防弾ガラスがはいっていました。

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(目的はもちろん、防弾ではなく、なんども激しく叩いたり、激突したりしてガラスわれて大事故にならないためです)

他、テレビの位置、壁の強度、壁の防音、ベットのトランポリンばね、いろいろ工夫されています。その都度に応じてつくりなおすとのこと。
当事者をホームにあわせるのではなく、ホームを当事者にあわせていく、という発想が根本にあるようでした、

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お部屋の中で、センタースタッフの話を聞いています

事前情報では、ここのホームは最後の砦で、3~6ヶ月で状態が改善しなかったら、施設にいれられるということでしたが、どうもちょっと違うようです。
ここを出た後、施設に行かざるをえなかった方も、2、3名おられるようです。
ただ、ここを出て、次のホームへの移行がうまくいかず、結局施設に入るしかなかったようです。それでも、次のプログラムで地域生活の道を考えていくとのことでした。
移行は、やはり丁寧に、移行先ホームとのやりとりや、本人の体験入居を重ねつつ、行われるようです。
期間がきたからさよならバイバイというわけではないようでした。

最後に家の前で集合写真です。

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