リープウッド・アヴェニュー・スクール訪問

おはようございます。
2日目の午前は、ロサンゼルス市内のリープウッドアヴェニュースクールを訪問してきました。
リープウッド小学校です。
アメリカの小学校は、5才~10才。最初の学年はプレスクールの幼稚園にあたりますが、これも義務教育の一部に含まれます。)
ここの小学校に、自閉症の子を主に受けもつ有名な先生がおられるとのことで、訪問しました。

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街の普通の小学校です

ここには在校生が300人ほどいるらしいのですが、そのうち、50人ほどが障害のある子らしいです。
ここの著名な先生は、ジュディ・ブルーメンソールさんというのですが、この先生のことを口コミでききつけて、多くの自閉症を持つ子たちが集まってきたとのことです。
他の学校でうまくいかず、ここにきた子もかなりいるそうです。

アメリカでは、入所施設がなくなっていくのと同様に、特別支援学校も次第になくなっていってるとのことです。

ジュディ先生は、このように、一つの学校に、ときには遠方から、子供たちが集まってくることを決して好ましいことと思ってません。
障害をもつ子に理解を示さない他の先生や、無理くりこの学校に子どもをいれようとする親に、ちょっといらだっているようでした。

ここの小学校には、支援クラスが4つあるとのことです。
5~6才
7~10才
に分かれ、そして、それぞれに重い/軽いの分類があるそうです。

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年少の軽いクラスの様子

基本は、メインストリームの普通クラスに在籍して、必要に応じて、支援クラスで授業をうけるそうです。
支援クラスにいるのが長い子もいるようですが、必ず1日1回はもとのクラスに戻るそうです。
そこらへんの出入りは、かなり柔軟にやっているようです。
普通クラスに戻ったときにも、必要に応じて専門の支援員がつきます。
支援クラスを使わなくなる子もいるようです。

最初に訪問したクラスは、年少の、障害の軽い方のクラス。
いくとたくさんの子どもたちが教室から出てきました。
あの子たちは障害のない普通クラスの子どもたちだそうです。
つまり、普通クラスの子が、支援クラスで一緒に授業うけていたということです。
まぁ、まだ年少だからできて、年長ではそういうことはない感じでしたが、発想として、新鮮に感じました。

年少クラスの授業の様子を観察して、それから、ジュディ先生とちょっとお話しをしました。

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その後、年長の重い子が通級するクラスも見させていただきました。

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14名が在籍してるということですが、一つの教室に4つほどブースがわかれており、それぞれのテーマに応じて、授業をうけてました。

アカデミックな勉強をするブース、お金の使い方についてのブース、行動障害の重い子たちのコースなどなど。

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お金の使い方を学んでいる様子


ジュディ先生が大切にしていることは、将来、社会の中で生きていくこと、自分のできることを自分なりにやり、その点でリスペクトされること、単に勉強できるできないではなく、社会性を身につけること、とのことです。

ちょっとこの分野詳しくなく、事前準備できてたらもっと突っ込んだ質問できたかもとか思いましたが、とりいそぎです。