京都市交通バリアフリー推進検討会議に行ってきました

脇坂です。
今日の午後におこなわれた、京都市交通バリアフリー推進検討会議を傍聴してきました。
場所は左京区役所の大会議室。
この会議は昨年7月から開かれ、今回が4回目。最後の検討会議でした。
京都市が2020年までに取組む公共交通機関および市街地のバリアフリー化の方針を決定する会議です。
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左京区役所。めちゃくちゃきれいです。昨年完成したようです。
一階の大会議室も木をふんだんに使った美しい部屋でした。残念ながら会議中の撮影は禁止。

今回の議題ですが、先日このブログにも書きました。パブリックコメントの結果発表と、バリアフリー全体構想案のとりまとめ、が話し合われました。
参加した委員は約50名。当事者団体のほか、京都市の職員、バス・鉄道の事業者、近畿運輸局などでした。
まず、パブコメについて。総数は2764件(682通)で、職員いわくかなり多いとのこと。
具体的な旅客施設については、JR西大路駅バリアフリー化を要望する意見が一番多く、
次に阪急上桂、JR藤森、阪急西院の順でした。
私たちが取組むホームドアについても設置を求める意見が10件出されていました。
一通り職員が説明した後、議長が意見を求めたのですが、委員からはほとんど手が上がりませんでした。

次に全体構想の取りまとめについて。全体構想の内容を一部修正するものでした。
全体構想についてはこちら
http://www.city.kyoto.jp/tokei/trafficpolicy/barrier/zentai_soan/honsatsu.pdf

この全体構想の修正、まずタイトルが変わりました。
「歩くまち・京都」交通バリアフリー全体構想
です。少しは親しみやすくなったのでしょうか。
あとは細かな点の修正です。

その後、交通事業者の委員たちに意見を求めていきます。
JR西日本近鉄、京阪、阪急、京福京阪バス、京都バスが参加していましたが、
利用客が多い駅を抱える鉄道事業者が発言しました。
いずれの事業者も用地の確保が難しい、という前置きを置いてバリアフリー化について話をしていました。
その中で、来年度(今年の4月)中に取組まれる可能性が高いのが、JR太秦駅と阪急大宮駅。
経過をしっかりと見ていきたいところです。
今後の具体的な施策は、
今回の会議を引き継ぐ形の「京都市交通バリアフリー推進会議(仮称)」と
バリアフリー移動円滑化基本構想策定連絡会議」(長い、、ややこしい)で話し合われます。
特に後者は、住民、当事者参加のバリアフリー基本構想を作っていく会議です。
最後に職員にその会議についていくつか質問しました。
具体的な日程などは決まっておらず、参加者もまだ募集していないとのことでした。
私たちも積極的に、傍聴者ではなく会議のメンバーとして加わりたいものです。

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最後に記念撮影して解散。お疲れ様でした。