7月29日、「筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクト」主催のオンラインセミナーを開催しました。
JCILのメンバーも運営に携わり、北は北海道から南は沖縄までの自立生活センターの仲間とともに、数ヶ月前から準備を進めてきました。
現在のコロナ禍で外部から病院に立ち入れない中、 SNS を駆使して病棟からのセミナー参加者を募り、病院側に対しても入院中の方がパソコンやスマホでセミナーに参加できるように協力を呼びかけ、全国一丸で取り組みました。
初の試みでドキドキでしたが、当日は北は秋田から南は大分までの筋ジス病棟から計約20名、地域で生活している人も計約20名、総勢40名を超える規模のオンラインセミナーとなりました!
コロナ禍により全国の筋ジス病棟で面会謝絶になるなど様々な弊害が起こっているのですが、逆にコロナ禍によりオンラインで人とつながる風潮が盛り上がってきた今だからこそ、今回のセミナーの実現に至りました。今までの常識では、ただでさえ外部から閉鎖的な筋ジス病棟だから、全国の病棟の人と同時につながるなんて無理だと思っていましたが、オンラインのテクノロジーを活用することで不可能が可能になったのです。
歴史的な一日ともいえる有意義な時間でした!
この様子をメディアの方にも取材していただき、翌朝の京都新聞朝刊に掲載していただきました。
一方で、コロナによる面会制限で入院中の方の QOL の低下や精神的な苦痛が大きな問題になっています。引き続きオンラインでのつながりも活用しつつ、対面での人との関わりについての重要性も同時に考えていかなければなりません。
引き続き、筋ジス病棟の未来を、病棟で暮らす当事者の人と一緒に考えていきます。