ブルース・ダーリングさんと尾上浩二さんの対談会

3月20日に大阪で行われた、NCIL (全米自立生活センター協議会) 代表のブルース・ダーリングさんと DPI 日本会議副議長の尾上浩二さんによる対談会に参加してきました。日米両国の自立生活運動を牽引する二人による対談会とあって、会場はたくさんの自立生活運動関係者によって埋め尽くされていました。


「日米の自立生活運動の歩み 今を語る」と題された今回の対談会。ブルースさんからは、アメリカには1990年からADA法 (障害を持つアメリカ人法) という障害者差別禁止法が存在しているにもかかわらず、いまだに障害者に対する差別が絶えないこと、またその差別に対抗し障害者の権利を守るために ADAPT (アダプト) と呼ばれる障害当事者組織が各地で結成され、時には警察と対峙しながらも全米規模で運動を推進していることなどが紹介されました。実際に ADAPT がどのような運動を行っているのかを紹介したビデオが↓のリンクから視聴可能ですので、是非一度見てみてください。

また尾上さんからは、「保護の客体から権利の主体へ」というテーマで、日本における自立生活運動の歴史が、ご自身の体験も踏まえてわかりやすく紹介されました。


対談会の最後には、アメリカで ADAPT が運動を行う際に必ずかけられる掛け声↓を全員で大声で叫び、会場が大いに盛り上がりました。

“How do you spell power!!??” (パワーってつづりはどう書くの!?)
“A・D・A・P・T!!!!!” (ADAPTだ!!!)

イメージ 1

イメージ 2